大阪大学エマージングサイエンスデザインR3センター

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産学リエゾンPAL教育研究訓練プログラム(博士後期課程用)趣旨と履修の指針

趣旨

 所属研究科の博士研修(主専攻)とは別に副プログラムとして付加的に受講する教育研究訓練プログラムで、主専攻の研究以外に複眼的に幅広く企業の研究開発手法を経験したり、異分野の研究を経験することにより、博士人材として必要なスキルアップを図ることができます。
 企業との間で人材育成に関して包括的連携契約を結び、プロジェクト指向型の課題を企業側と大学側コーディネーターの討議に基づきテーマを選定し、1年の期間で、企業人、担当教員と学生との討論を含めて産学連携教育・プロジェクト指向研究訓練・インターンシップなどを実施します。コーディネーターの指導と守秘義務の下に企業人を含めた研究討論会を実施するなどの企画・報告活動にも重点を置き、これらの活動を通じて、特に企業における研究開発活動の見識を持った有能な博士人材を育成することを目的とします。

履修の指針

 産学リエゾンPAL教育研究訓練は、1週間に1回程度(集中の場合もあり)の割で企業併任特任教授と学内教員の共同指導の下に、企画討論、研究実施、中間報告、インターンシップ、企業の若手研究者との交流等を経て、最終報告書作成に至る1年間の長期プログラムです。研究訓練では、より企業との共同研究的色彩が強くなります。
 所属研究科の博士研修(主専攻)とは別に副プログラムとして付加的に受講するものですので、十分な意欲が必要であり、現在博士後期課程1、2年に在学中が最もふさわしい時期と言えます。希望者はセンターまでご連絡ください。企業担当者と面談の上、テーマを決定いたします。

※本プログラムの修了認定は、担当教育からの成績通知に基づき、単位が付与され、所属研究科において専門科目等の単位として認定します。所属研究科の履修要件科目認定を希望する場合は、必ずKOANのWeb履修登録を行い、専攻・領域カリキュラム外の科目については研究科の規程に従って履修要件科目の判定を受けてください。尚、ナノサイエンスデザイン教育研究センター長による修了認定証が交付されます。

※高度副プログラムとしての修了認定は、「産学リエゾンPAL教育研究訓練プログラム」(5単位)、土曜集中講義「ナノテクノロジー社会受容特論A、B」(必修:2単位)と「ナノテクノロジーデザイン特論A、B」(いずれか1科目必修:各2単位)を組み合わせて、8単位以上を修得することが必要です。

※副専攻としての修了認定は、「産学リエゾンPAL教育研究訓練」(5単位)、土曜集中講義「ナノテクノロジー社会受容特論A/B」(各2単位)、「ナノテクノロジーデザイン特論A/B」(各2単位)、「国際ナノ理工学特論A/B/C」(各1単位)(各科目群から少なくとも1科目選択必修)を組み合わせて、14単位以上を修得することが必要です。

 履修要項や登録方法は、「令和6年度大阪大学大学院副専攻・高度副プログラム」を参照してください。