社会人教育プログラム(博士後期課程社会人特別選抜用):大学院高度副プログラム 趣旨と履修の指針
趣旨
博士課程におけるプログラムでは,将来の研究リーダーとして,ナノ関連の複数分野の最新科学技術を選択的に導入し統合する能力と見識の涵養,技術の社会受容の重要性を十分に認識した研究の立案や推進などの研究統括能力の育成を目指しています。
ナノサイエンス・ナノテクノロジー関係に現在従事しているか,将来従事したいと考えている社会人特別選抜学生が,主専攻以外に付加価値としてナノテクの深化や多様化について副専攻的に受講することは,上記の視点で大いに役立つものと考えられます。そこで,本プログラムでは,大阪大学エマージングサイエンスデザインR3センターが,現在大阪大学内の理工系の各部局の協力を得て編成し,平日夜間に開講している社会人教育プログラムの講義群を社会人特別選抜学生にも開放しています。
また,社会人特別選抜学生の場合,遠隔地勤務ではスクーリングによる講義受講・討論等は難しく,遠隔講義システムによるサテライト教室での受講は本人の負担を軽減することにも繋がります。
履修の指針
博士後期課程に在学する社会人特別選抜学生を対象とし,主に職場の関係で講義のための来学が困難な社会人学生が豊中キャンパス,または遠隔講義システムを利用して,社会人教育プログラムの講義をライブ受講することができます。
本プログラムでは,現在社会人教育向けに平日夜間に開講されている講義群(下記5コース)の中から1つのコースを選択して受講します。(各8単位)
- ナノマテリアル・ナノデバイスデザイン学
- ナノエレクトロニクス材料・デバイス学
- ナノライフサイエンス学
- ナノ構造・機能計測解析学
- ナノ機能化学
このプログラムは平日午後6時から9時まで阪大豊中キャンパスをキーステーションにして学内外に遠隔講義配信を行っています。詳しい講義内容は,「社会人教育プログラム」を参照してください。なお,一般学生の聴講場所は原則として,文理融合型研究棟3階305号室にあるナノプログラムセミナー室です。
※高度副プログラムとしての修了認定は,上記のコース群から1つのコース(8単位)を選び,土曜集中講義「ナノテクノロジー社会受容特論A,B」(2単位),「ナノテクノロジーデザイン特論A,B」(各2単位),スクーリング集中実習(1単位),を含めて10単位以上を修得することが必要です。ただし,集中実習は土曜集中講義に代えることができます。
履修要項や登録方法は、「令和6年度大阪大学大学院副専攻・高度副プログラム」参照してください。
このプログラムの受講を希望する場合は、事前にナノプログラム事務局に相談して下さい。